ご挨拶(2022.02.13)

　　全世界がコロナウイルスに征服され、翻弄されてから3年が経ちました。眼に見えないウイルスによって世界人口78億7500万人は怯え、家に隔離され、マスク無しには外出できずと、歴史上始まって以来大規模で恐ろしいパンデミックに遭遇しています。いつ収束していくのか先もみえません。

　教会がこれほど長い間閉められてしまうことなど想像ができたでしょうか？当たり前のようにご聖体のイエス様を頂いていたことが、できなくなる日が来るなど考えたことがあったでしょうか？

　今、私たちにできること、しなければならないこと、それはただ傲慢で頭でっかちになっていた頭を垂れて、神にすがることしかないのではないでしょうか？信じる者が一人一人自分の部屋に入って静かに、隠れたところでの祈りに耳を傾けて下さる神に祈り求めること。250年間も隠れて祈って来られた、日本の潜伏キリシタンのお手本に倣って。

　神様、どうぞ傲慢で、利己主義、他の人のことも顧みず自分のこと、自分の家、自分の周囲のみに気をつかっていた私たちを許して下さい。そして、これからアフリカでの飢餓、難民の苦しみ、紛争や貧困などにより、医療体制が整っていない途上国などで、命の危険にさらされている子供たちや大人のことに目を向け、手を出し、真剣に心を向ける者となれますように。私たちに新たな心で生きるための力と勇気、寛大さを与えて下さい。

代表取締役　小池　俊子